【HSC】この子、どう扱ったらいいの!?
「子供を育てるってこんなに大変なの!?」
新米ママさんはそう感じることもあるのではないでしょうか?
私も1人目を産んだときは、育児が全く分からず、不安と苛立ちと日々葛藤していました。
そして、
2人目が産まれたら、今度は二人それぞれとどう接していいのか…
3人目の時は、3人とどう関わっていったらいいのか…
4人目にして、や~っと育児に慣れてくるのか…
と、思いきや、また新たな悩みがΣ(゚д゚lll)ガーン!!
「育児は育自」と言われるように、
ママも子供と一緒に育っていくのです。
赤ちゃん時代を4回も経験すれば、もちろん赤ちゃんの対応も得意にはなります。
しかし、それぞれ赤ちゃんにも個性があります。
1人目でうまくいったからといって、二人目でもうまくいくとは限りません。
ママも子供と一緒にいろんなことを経験して成長しているんです。
なので、
新米ママさんが悩むのは当然ですし、不安になるのは当たり前なんです。
そして、それがさらに【敏感で繊細なHSC】だったとしたら、
なおさら対応に困ってしまうのも仕方ありません。
私は、2人目がHSCでとても苦労しました。
12歳になった今も、相変わらず【敏感で繊細】で、とても不思議な価値観も持っています。
それと同時に、非HSCである長男も、
「弟の考えていることがわからない」
「なんでこんなことを気にするのか」
「自分はそんなつもりでやったわけではないのに、なぜこんな風に捉えるのか」
と、非HSCがHSCと関わることの難しさも
子育てを通して学ばせてもらっています。
今回は、そんなHSC育児について、少しお話させていただきたいと思います。
HSCは生まれ持った気質(性格)なので、赤ちゃんの時からその特徴が顕著に現れる子もいます。
✅何をしても全然泣き止まない
✅夜なかなか寝付いてくれない
✅夜中に何度も起きてしまってまとめて寝てくれない
✅ミルクのメーカーを変えたら飲まなくなってしまった
✅場所が変わるとおっぱいを飲んでくれない
✅ママ以外(パパやじーじなど)が抱っこすると大泣きする
✅ご機嫌にしている時がほとんどないと感じる
✅お昼寝してても小さな物音ですぐに起きてしまう
こんなベビちゃんで、
ママは疲労困憊…といったことはありませんか?
1つでも当てはまる場合は、HSCの可能性もあります(絶対とは言い切れませんが…)。
HSCかどうかということよりも、その子が【敏感で繊細】なのか、ということになります。
赤ちゃんを育てるって、こんなに大変なの!?と感じているママさん。
周りのお友達に話すと、
「うちの子はもう夜中起きないよー」
「お昼寝しっかりしてくれるから、その間に家事やっちゃってるー」
「おばあちゃんとか、旦那に見ててもらって、その間にいろいろやってるよー」
とか言われることもしばしば。
「そんなことできないし(# ゚Д゚)!!イラッ」
できない状況… HSC子育てには普通にあるんです。
HSCと知らずに、なかなか育てにくいタイプの子を産まれた瞬間から当たり前に育てていると…
「なんでみんなできているのに、私はできないんだろう」
「お母さん失格だな」
「なんでお母さんになっちゃったんだろー」
「なんでこんなに大変なんだろー」
「本当は素敵なママになりたかったのに…」
「このままじゃだめだ… もっと頑張らなきゃ」
そんな風に、ママが自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
《とにかく育児が大変すぎて自分には無理かも》
と感じるママに、解決策があります!!
大切なことは、まずは《悪循環に気づく》ということです!
①育児が大変 → ②何とかしなきゃ → ③私にはできない → ④こんな自分嫌だ → ⑤本来の力が出ない → ⑥苦しい・つらい → ⑦早く何とかしなきゃ(もっと頑張らなきゃ)……… と、繰り返す。
これが、延々と続くとどうなるでしょうか。
自分を追い込むだけで、何も現状は変わりませんよね。
では、これがストップして、いい方向に考えられるようになったら、
今より楽な育児ができている自分をイメージすることができるでしょうか。
悪循環は、気づくことで止めることができます。
気づく = 自分自身を客観的に(冷静に)見ることができているということです。
悪循環に気づけないほどのつらさ、忙しさ、もちろんあると思います。
しかし、悪循環はどの段階でも抜けだすことが大切になりますので、まずは《少し意識して》気づいてみてください。
気づくのに「遅すぎる」ということはありません。気づけないことの方が悲しいことです。
例えば、
子供がなにをしても泣き止まない → 「なんで泣き止んでくれないの!?」 → 「もう嫌!」 → 泣いている赤ちゃんを残してトイレに籠る → 自分は何をしているんだろう → サイテーな母親だな → 何とかしなきゃ → いいお母さんにならなきゃ
こんな例もあります(昔の私ですが…)。
どの段階でもいいので「これは悪循環に入っている!」と気づきます。
※一番気づきやすいのは「トイレに籠っている時」でしょうか。
このまま考えていても悪循環だと意識します。そして、ここで何とかして抜けだそうとは考えなくても大丈夫。
まずは、初めのステップとして《気づく》というところをしてみましょう。
悪循環は、その段階でピタッと止まります。
赤ちゃんの頃というのは、ほんのわずかな期間です。
子供が大きくなってくると、ママもお母さんであることに慣れてきて少し余裕が出てきます。
そんな時に、ふと振り返ってみると、「あの時は本当に一瞬だったな。」と感じます。
それでも、とにかく今がつらい。
私も経験してきたのでとてもよくわかります。
あの1番つらいときに誰かに頼ればよかったと、あとになって感じたものです。
今の《とてもつらい状況に一人で立ち向かっている状態》。
この状態はなかなか客観的に見ることができなかったりします。
まずは、自分がどんな状況なのか知るためにも
第三者に相談してみるのもいいかもしれませんね。
冷静になれない時ほど、人を頼ることを忘れてしまいがちですが、誰かに頼る方が近道となります。
もし、気を使ってしまって身内や友人に頼れないという場合は、いつでもカウンセリングをご利用くださいね。