自分のことを話そうとすると泣けてきてしまう人が、まずするべき対処法とは?
ご相談の中で、
「自分のことを話そうとすると泣けてきてしまい、うまく話せない」
というお悩みをよくお聴きします。
私たちカウンセラーに話すときもそうですが、夫婦間や親子間、上司や友人、恋人など、様々なシーンで「自分の考え」を話そうとすると涙が込み上げてしまうことがよくあります。
伝えたいし、わかってもらいたい、という想いが強ければ強いほど、泣けてきてしまいますよね。
本当は、
「泣かずに冷静に思いを伝えたい」
「思っていることを相手にわかりやすく、すべて伝えたい」
そういう想いもあるかと思います。
性格も関係してきますので、なかなかしっくりくる解決策に出会えず、今に至っている方もいることでしょう。
今回は、
そんな方にお試しいただきたい方法を、まずは1つご紹介したいと思います。
「自分のことを話そうとすると泣けてきてしまい、うまく話せない」
その時のあなたは、自分の抱えてきたものが一気にあふれてしまい言葉にならないことが多いでしょう。
状況や相手によって、泣けてしまう理由はいくつかあります。
✔ 過去の話などは、その時の出来事 特に感情を思い出してしまう
✔ 相手から言われたことに反論したいけどうまく伝えられない
✔ 相手の言葉を細かく分析してしまい、その時の一言一言に傷ついている
✔ 自分の思いを伝えることに対し、いろんな自分の感情がありすぎて処理できない
✔ 自分のことをわかってもらいたい、理解し共感してほしいと思っている
✔ 自分の気持ちよりも相手の考えや思いを優先してしまう
理由によって対処法はいくつかありますが、
「泣かずに自分の考えが言いたい!」
そんな方は、まず初めに悪循環に陥っていることに気づくといいでしょう。
話始めた段階で悪循環に入ってしまうことで、自分責めが始まってしまい、気持ちを伝えたいという本来の目的が果たせなくなってしまうからです。
感情に敏感で、処理能力の高いHSPさんは、話している最中の自分が泣いてしまっている状況にも意識がいきますし、うまく伝えられていないかも、相手はどう思っているだろうなどを同時に考えることができるためそちらに気が散ってしまい、本来自分が伝えたいという想いを伝えることに集中できていないからです。
例えば、夫婦喧嘩をしたとします。
自分の思いを伝えようとすると、涙が出てきて話したい事に集中できません。
この時あなたは何を考えていますか?
✔ 過去の話などは、その時の出来事 特に感情を思い出してしまう
✔ 相手から言われたことに反論したいけどうまく伝えられない
✔ 相手の言葉を細かく分析してしまい、その時の一言一言に傷ついている
✔ 自分の思いを伝えることに対し、いろんな自分の感情がありすぎて処理できない
✔ 自分のことをわかってもらいたい、理解し共感してほしいと思っている
✔ 自分の気持ちよりも相手の考えや思いを優先してしまう
これをすること、考えることで、話すときに涙が込み上げてきます。
↓
なんでうまく伝えられないんだろう
泣いてはいけない、冷静に伝えなければ
(今の自分ではだめだ、過去の自分と比べる)
↓
なんで私はこんなこともできないんだろう
(自分が嫌い)
↓
本来の力が発揮されない
(いろいろと考えて分析して最善策は知っているはずなのに冷静さも失う)
↓
苦しい、話すだけで泣いてしまうなんて情けない
(ネガティブ感情が出てくる)
↓
泣かずに話せる自分に変わらなければ
(今すぐ何とかしなければ、早く変わらなければ)
という、
これが《悪循環》です。
悪循環というのは、生きている以上誰しもが入るものです。
ただ、楽に生きている人は悪循環から抜け出すことが圧倒的に早いのです。
自分を何とかしなきゃ(泣かずに話さなきゃ!)と思ってしまったら、まず悪循環に入ってしまったということに気づきましょう。
気づけるということは、自分を客観視できているということです。
客観視することで、悪循環はピタッと止まります。
まずは、できることから少しずつ始めてみましょう。
そこから少しずつ、確実にご自分の人生を変えることができてきます。
もし方法がわからなかったり、うまくいかないと感じたときは、お気軽にご相談くださいね。